CAT、CI-V用のHUBを作成

         CAT、CI-V用のHUBを作成しました
                                          最終:2020.05.04
 以前に自分が使うためにCAT、CI-V用のHUBを作成していました。
 リモートサポートが困難と思い友人限定で数個を頒布しただけで公開していませんでした。
 最近、RigとPCを接続してLoggingソフト等を使う以外に他の物を接続して使いたいという相談が増えてきました。
 以前は、Rigのシリアル・ポートにはPCのLoggingソフト等とリニアアンプぐらいしか接続されていませんでした。
問い合わせ・相談が多いので作成したCAT、CI-V用のHUBを公開します。
完成基板の頒布は、恐縮ですがこのPageを読んで理解して自分が対応できる方に限定、サポートなしです。

1.作成意図
 各種トランシーバー(以下、TRXと略)のシリアルポートにPC等の外部機器を接続して、コントロールや
 情報を受けたいニーズがあるが物理的に複数を並列接続した場合は問題が発生(データーのコリジョンと
負荷が重くなり不安定)することがある。
 接続する機器が必要な情報は一般的に周波数とモードの受信で、外部からTRXの制御をするのは、PC上の
 Rig-controlソフトとLoggingソフトに限定できる。
 最近のTRXは、LAN、USB、RS232C、TTLレベルシリアルの内、2つは備えている。このうちの1つをRig-Control
 ソフト専用に割り当て、他方をLoggingソフト等に割り付ける。
 Loggingソフトが代表して情報要求と制御を行い、他の物は、TRXからの応答情報を共有する。
 以上を基本として、Loggingソフトと他の機器やPCアプリが物理的なコリジョンを起こさないためのInterfaceを作成する。
2.接続設計
 (1) PC上のLoggingソフト
   USBでPCと接続して、TRXと情報の授受を行う。何らかの制御にRTS、DTRを使うことを想定して、
   Opt-Isolationを行った出力端子も設けた。
 (2) 他の外部機器とPC上の他のAP
   原則としてTRXから送られる情報を受信するだけで送信はしない。ただし、データ-のコリジョンが
   起こらない、又は無視できる場合はショートピンの設定で送信も可能とする。
   想定した物は、リニアアンプ、SteppIRのSDA100、アンテナ自動切替、デジタル通信系のPCアプリ
 (3) 接続端子数
   TRXのInterfaceが232C(DSUB9)の場合で、ICOM(IC-7800、7700)を含む
     RS232Cレベル:TRX接続用(232C1)と外部機器用:(232C2) の2回路
     TTLレベル:4回路
     TTLのCI-V:無制限(ICOMのTRX使用時に限る)
   TRXがICOMのCI-V(TTLレベル=3.5mmジャック)の場合
     Pull-upのみで、接続数制限なし。
3.回路
  次のリンク 回路図 基板パターン  回路図でMAX3232は、ADM3202に変更しています。
4.サポート
  電話、Email等でのサポートは困難です。リモートサポートは、一切行わない。
5.基板の接続と設定
 (1) PCへの接続
  USBでPC接続し、生成されるシリアルポートにLoggingソフト等をバインドする。Baud-rateはPCに追従。
 (2) トランシーバーへの接続
   ①ICOMのCI-V(TTL)以外
    写真②のTRX-CATとRS-232Cケーブル(一般にストレート)で接続する。
   ②ICOMのCI-V(TTL)
    ICOMの3.5mmジャック(Remote)と接続する。CI-V使用ショートピンを横向きで2個挿入する。
 (3) 外部機器への接続
   ①ICOMのCI-V(TTL)以外
     RS232C接続の場合は、写真①周辺他機器に接続する。
     TTLレベルでの接続の場合は、写真TTL入出力1~4に接続する。
   ②ICOMのCI-V(TTL)
     CI-V接続1~4に接続する。CI-V使用ショートピンを横向きで2個挿入する。
 (4) どの機器からトランシーバーにTXDを送るかの設定
   ショートピン①~⑥にショートピンを挿した物からのTXDをトランシーバーに接続します。
   ①PCのUSB ②:232C-2、③~⑥:TTL1~4  この設定はCI-Vの場合は無関係
  [注]トランシーバーから送られてくるRXDは、全てのRXD端子に出力しています。

  頒布する完成基板  


6.頒布について  在庫残15枚
    完成基板とUSBケーブルを希望者に頒布します。
    頒布額は、クリックポストの送料込みで¥4,000です。
    必要な方は、次をEmailに貼り付けて必要事項を記入して、お送りください。速やかに返信します。
    残りがなくなったので、探したら生基板が10枚残っていたので部品を載せて作りました。
    意外だったのは、ICOMのUserでCT-17の代わりに使う方が多かったことです。
    [2020.5.4]リクエストがあるので、10枚を作成しました。頒布を再開します
     [2022.3.24]10枚を追加作成 [2023.2.15]10枚を追加作成
    ① Subject
       CAT-HUB基板の頒布申込
    ② 本文
       CAT&CI-Vハブ基板の頒布申込をします。
       お名前:   郵便番号:   住所:   コールサイン:   電話番号:   必要数;
       接続するトランシーバー名:
    ③ Emailでの連絡、申し込みは次のリンクから
      ームページからの連絡・申込 ←クリックして!!  
      クリックしてもメーラーが起動しない場合はアットマークを変更して次のアドレスに送ってください。
       ja4buaアットマークict-kuwa.net